バイオ燃料の排斥こそ「人道に対する罪」、ブラジル大統領


国連(UN)の特別報告官がバイオ燃料の大量生産は「人道に対する罪」だと発言した問題で、ブラジルのルイス・イナシオ・ルラ・ダシルバ大統領は16日、開発を促進する原動力と成り得るバイオ燃料を「排斥することこそが本当の意味での人道に対する罪」だと反論した。

ルラ大統領は、首都ブラジリアで開かれた国連食糧農業機関(FAO)の地域会議で、バイオ燃料の排斥は「食糧とエネルギーの不足に苦しむ国々の依存度を高め、不安定化させること」と指摘。バイオ燃料が食用農作物の生産地を減らし食糧価格の高騰を招いていると批判されていることについて、「驚きを隠せない」と述べた。

14日、国連の「食糧を守る権利」に関する特別報告官を務めるジャン・ジグレール(Jean Ziegler)氏は、ドイツのラジオ番組で「バイオ燃料の大量生産は世界の食糧価格を破壊する『人道に対する罪』だ」と発言していた。

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  ブラジルは、年間155億リットル(2004年推定)を生産する
  世界最大のエタノール生産国である。
  ブラジルは新たな輸出品として、CO2を削減する効果があると
  注目を浴びるエタノールの生産に力を入れている。
  そんなブラジルの立場からすれば、
  「人道に対する罪」と言われては黙っていられない。
  地球温暖化などの環境問題と食料問題が相克する問題で
  非常に悩ましい問題でもある。


  

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